生ごみ堆肥化


生ごみたい肥化 – 生ゴミシェイパーズ長崎 –


▲生ゴミコンポスト化の実演講習会


「生ごみシェイパーズ長崎」は、平成15 年度から生ゴミのコンポスト化(コンポストとは、たい肥のこと)を市民に広め、ゴミ減量化を目的に、11年間活動をしている団体です。現在のメンバーは40名程。代表の山口八重子さんは、以前から「何か人のためになるようなことはできないか」と考え、まだあまり生ゴミのコンポスト化に関心がなかった10年前から、この課題に取り組み始めました。
設立当暗のご苦労を山口さんに伺いました。
「設立時は特に大愛で、周りの人たちは生ゴミを減らすことに興味がなく、誰も取り組んでいませんでした。しかし、生活の中で必ず出る生ゴミを、少しでも減らす方法を考えたいと、身近な人から声をかけ生ゴミコンポスト化の講習会を始めました。」
開催当初、月一回の研修会では4~5名ほどしか集まらなかった講習会。しかし、長崎市の協力を得て『広報ながさき』に掲載してもらうなどして活動を続けていき、1年後に行った柳川公園(長崎市)での講習会では、100名程が集まるほどになっていました。設立当時を握り返り、「最初は人が集まらず挫折しかけましたが、頑張ってよかった」と、懐かしそうに笑顔でかたってくれました。また、今では笑い話ですが、と言って山口さんはこんな話をされました。「当時はたい肥化に使う資材である『ぼかし』という言葉は認知が低く、『ぼかしの講習会』と伝えても『お菓子の講習会』とも間違われたほどです。」(笑)それほど、認知が低かったということですね。

研究と改良が進む「ぼかし」

山口さん達は、自分が学んだ「ぼかし」を更に良くするため、配合や材料を研究し2年ほどかけて、ぼかしの上を行く「スーパーぼかし」を完成させました。この「スーパーぼかし」は、山口さん達の自信作だそうです。市内の販売店やイベント等で格安で提供し、生ゴミ減量化に取り組む人が少しでも増えたらと願っています。「生ゴミを漏らすというだけではなく、自分で育てた野菜を収穫し、食べて感動し、楽しみながら継続して欲しい」と熱く話されます。「初めてだと虫がついたり、においが出たりすることもありますが、きちんと私たちがサポートする体制もありますから安心して挑戦してみてください」と山口さんは明るく話します。
また、市内の小学技にも出前講座を行っており、子供たちの教育にも熱心です。子供たちは最初は臭い生ゴミに触ろうとしませんが、ふかふかのぼかしを混ぜたら臭わなくなるので、楽しんで作業に参加してきます。山口さん達「生ごみシェイパーズ長崎」では参加者が10名ほど集まれば、どこでも出前講座を開催されるとのこと。お気軽に声掛けしてみてはいかがでしょうか。

これからの課題や展望を聞きました

「生ゴミ減量活動を行っている人はほんの一部。若い世代の無関心層などを対象として、もっともっと広めていきたいと思います。また、自治会やグループなどでも取り組んで頂きたいと思っています。アパート・マンションの人にも、ベランダで野菜を作れるということをアピールし、活動人口を増やしたいと考えています」とのこと。
今では拠点地をつくり、毎月第4土曜に生ゴミ堆肥化を行っているそうです。「生ごみシェイパーズ」の活動が、これからもますます広がっていくことに期待したいですね!


デポジット容器回収運動 – 長崎大学環境サークル・エコマジック –

長崎大学環境科学部2年生の野中洋介さん(写真左)と、同じく中園昂希さん(写真右)は、環境科学部のサークル「エコマジック」の部長と副部長です。
お二人は、高校も同じの福岡のご出身。偶然にも同じ大学へと道進み、同じサークルに入ったとか。長崎に来てまず驚いたのは、長崎市内のゴミ分別法。「福岡は、大きく分けると『燃える』か『燃えない』の2つしかありません。長崎では資源ゴミがあったり、蛍光灯の回収があったり、不燃物があったりと最初は、ちょっと戸惑いましたね」と中園さん。
学園祭では、ゴミ回収を担っており、その活動の中で、ごみの分別についても、しっかりと学生に指導している。「ちゃんと伝えれば、みんなきちんと分別してくれますよ」と野中さんは言います。「僕らが長崎に来た時に戸惑った経験が、ちゃんと活かされていますね」と中園さん。(笑)ところで学園祭では、全体の取組として「食器のデポジット制度」を導入している。本来、デポジットとは容器などの使い捨て防止の観点から導入された制度で、一般的には、「販売元に容器を返却すると、容器代の保証金として支払った額が払い戻される制度」のこと。「エコマジック」の場合、厳密にいうと保証金を取っていないので、デポジットではないのですが、学園祭の模擬店で付き物の、紙皿や抵コップといった、紙ゴミを大きく減らすという観点からすると、この活動は有意義であり、CO2削減に多大な貢献をしていると言えます。模擬店では、デポジットで貸し出した食器は全て「工コマジック」が洗ってくれるので、一石二鳥!利用する学生の人気は高く、利用も抽選となるそうです。抽選に外れた人たちは「生分解性のプラスティック」の食器を使うことになります。「生分解性プラスティック」とは、微生物などによって分解されるプラスティックのこと。最終的に、水と二酸化炭素に完全に分解する性質を持っています。そのため、従来のプラスティックに比べると、自然環境への負担が少ない優れもの。「工コマジック」では、更にステップアップ!学園祭終了後に、この食器も穴に埋めて土に帰しています。大変な作業ですが、プラスティックが土に帰って行く様子は、自に見えてくるので、とてもやりがいがあるそうです。

最後に、お二人が目指す未来の社会についてお聞きしました。「ゴミがなくなって、きれいな社会がいいですね」と野中部長。中園副部長も「このような取組が、特別なことではなく、当たり前の世の中になっていたらいいなぁと思いますよ」と目を輝かせていたのが印象的。環境問題に意識を高く持っている若者が、次の時代を担ってくれると未来はきっと明るいなと感じました。


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