環境キーワード



■カーボンオフセット


カーボンオフセットは自らの温室効果ガス排出量のうち、どうしても削減できない量の全部または一部を他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ〉することをいいます。近い将来、旅行をするときには力―ボンオフセットが当たり前になっていたり、スーパーに並ぶ食品や家電量販店に並ぶ商品がカーボンオフセットされていたりするようになるかもしれません。できるだけ二酸化炭素の排出が少ない移動の方法や、商品-サービスが選ばれ、そして残った排出量はオフセッ卜される…自分の排出に対して責任を持つ社会が来ることになるでしょう。

 

■環境アセスメント

緑豊かな自然、きれいな空気や水、静けさといった豊かな環境を将来に引き継いでいくことは、私たちに課せられた重要な義務です。そのためには、いろいろな開発事業を行うときに、環境の保全について配慮することが必要です。
開発と環境保全、この両者を、ともにうまく実現させていくために生まれたのが環境アセスメントです。開発事業による重大な環境影響を防止するためには、事業の内容を決めるに当たって、事業の必要性や採算性だけでなく、環境の保全についてもあらかじめよく考えていくことが重要となります。環境アセスメントとは、開発事業の内容を決めるに当たって、それが環境にどのような影響を及ぼすかについて、あらかじめ事業者自らが調査、予測、評価を行い、その結果を公表して一般の方々、地方公共団体などから意見を聴き、それらを踏まえて環境の保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていこうという制度です。

 

■環境税

石油・天然ガス・石炭といったすべての化石燃料の利用に対し、環境負荷(CO2排出量)に応じて広く公平に負担を求めるものです。低炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入や省エネ対策をはじめとする地球温暖化対策(エネルギー起源CO2排出抑制対策)を強化することを目的としています。

 

■クールシェア

1人1台のエアコン使用をやめ、涼しい場所をみんなで共有することをいいます。図書館等の公共施設や、自然が多くて涼しい場所に行ったり、家のエアコンを止め、催しに参加するのもクールシェアです。

 

■グリーン購入

製品やサービスを購入する際に、「購入前に必要か考える」「環境を考えて作られたものを選ぶ」「長く大切に使えるものを選ぶ」「使い終えた後のゴミが少なくなるものを選ぶ」などを考慮し、環境負荷ができるだけ小さいものを購入すること。日本では、2000年5月に「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」として、グリーン購入法が制定されるなど、国民の責務にも関わることとなっています。

 

■コージェネレーション


「Co-generation」というのは、「共に作る」を意味します。特にエネルギー供給システムでは、熱と電気を同時に発生させ供給することから「熱電併給」と訳されます。
例)ガスや石油などのエネルギーでエンジンを駆動してモーターを回します。そのモーターから電力を取り出すことで発電を行います。エンジンの燃焼による熱が発生しますから、この熱で温水を作ったり冷水を作ったりすることができるため、全体としては大変効率の高いシステムとなります。

 

■コンポスト


コンポストとは元々、生ごみや下水汚泥、家畜糞尿などの有機物の堆肥化(微生物によって完全に分解する手法のこと)をいいます。現在は、主に家庭ごみに多く含まれる生ごみや下水汚泥などの有機性の廃棄物を高速で堆肥化する技術や、生成した堆肥、さらには周辺の技術やシステム全般を指しています。コンポストは古くから世界各地で行われており、コンポストによりごみの減量化が進むことから、ごみ処理に悩む自治体では積極的に導入しているところも多く、コンポスト器具の購入補助金を出す自治体もあるそうです。個人が使う程度のコンポストであれば、段ボールなど比較的安価なものでも作ることができるので、ぜひ活用していきたいですね。

 

■再生可能エネルギー

化石燃料とは違い、絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギーのことで、自然エネルギーやクリーンエネルギー、新エネルギーとも呼ばれます。

 

■自然エネルギー


自然エネルギーとは、自然環境から得られるエネルギーのこと。化石燃料とは違い、絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギーで、再生可能エネルギーやクリーンエネルギー、新エネルギーとも呼ばれます。

 

■スマートグリッド

「スマート」は買いこと。「グリッド」とは主に、電力網のことを言います。「賢い電力網」というのが直接の意味です。私たちの使う電力を安定に供給するためには、使う側と送る側のバランスとタイミングを計ることがとても重要になります。極端に言えば、使う量に応じて電力を作れば無駄がありません。停電が多いアメリカで生まれたこの考え方、元々電力を安定供給てきている日本ではぴんと来ませんでしたが、近年の自然エネルギーや未利用エネルギーといった、いわゆるグリーン電力を、今までの電力網に接続するときに重要な考え方となります。グリーンエネルギーは「風任せ」の側面があり、不安定な供給となります。これを安定供給されている既存の電力網に接続する場合、バランスとタイミングが要求されます。これをITを使って監理することで、様々なエネルギーをミックスしながら、安定供給することができるようになります。最近ではこの考え方を拡張して、医療、防災、防犯、交通、教育などの情報もスマートグリッドのシステムに取り込んで、都市全体を監理することも進められています。

 

■地域冷暖房(District Heating and Cooling)


異なる建物の冷暖房を連結して冷暖房プラントを集約し、地域全体として効率の高い冷暖房を行うことをいいます。

 

■低炭素

文字通り、化石エネルギーに依存した現在の社会から脱却し、二酸化炭素の排出量を削減させる産業と生活の仕組みを持つ社会のこと。今後の社会に大きな影響を及ぼす地球温暖化の緩和を目的としており、脱炭素社会とも呼ばれます。具体的な手法は、エネルギー消費量の少ない機器、設備の利用、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換、森林破壊・火災の防止などがあげられます。世界の一人ひとりが自分の生活や社会の仕組みを見直し、小さなことからでも行動することが、この低炭素社会を実現するためには必要不可欠であるとされています。

 

■デポジット

製品価格に一定金額の預託金を上乗せして販売し、製品や容器が使用後に返却された時に預託金を返却することにより、製品や容器の回収を促進する制度です。デポジットの効果としては、使用済み製品の容器回収率が上がり、リサイクルが適正に進むこと。また、ごみの散乱が防げるなどのメリッ卜があります。

 

■バイオマス発電

生物由来の資源から作られるバイオマス燃料を用いた発電方法です。CO2を排出せず、環境に負荷を与えないというメリットがあります。

 

■ヒートポンプ

熱を作るのではなく、既にある熱を集めて運ぶことを言います。
主に方法は2点あり、1点は室内にとても冷たい物体、たとえば氷などを置いて、それがとけながら室内の温度を冷やしていく方法。もう1点は室内で不要な熱を外に運び出してしまう方法です。いくら暑い夏だからとはいえ、室内の温度は外よりは低いはずです。ということは、温度の低い室内から温度の高い外に熱を運ぶことになります。そこで登場するのがポンプです。ポンプは、水を低い場所から高い場所に移動するために使います。水は普通、高い場所から低い場所に落ちるということを経験的に知っている私たちが、どうやって高い場所に持ち上げるのかを考えて作られた機械です。家庭にある工アコンがなぜ電気を使うのかというと、このポンプを動かすために必要なエネルギーなのです。冷気を作るためのエネルギーではないので、とても効率よく部屋を冷やすことができるのです。

 

■フードマイレージ

フード・マイレージとは、英国の消費者運動家ティム・ラングが1994年から提唱している概念(“Food Miles”)で、生産地から食卓までの距離が短い食料を食べた方が輸送に伴う環境への負荷が少ないであろうという仮説を前提として考え出されたものです。具体的には、輸入相手国からの輸入量と距離(国内輸送を含まず)を乗じたもので、この値が大きいほど地球環境への負荷が大きいという考えです。また、日本には「地産地消」という考え方がありますが、フード・マイレージは、このような考え方を数量的に裏付けるものと考えられます。
出典:農林水産省

 

■4R



廃棄物削減のキャッチフレーズで、Reduce,Reuse,Recycle,Refuseという4つの英単語の頭文字を採ったものです。
●Reduce(消費削減):使う量を減らすことで、排出を規制する取り組みです。
(使い捨て製品を買わない、買いすぎ・使いすぎを避ける、詰め替え製品を利用する等)

●Reuse(再使用):繰り返し使うことで、ごみを増やさない方法です。
(リターナブル容器に入ったものを使う、できるだけ修理をして大切に扱う、別の用途を考える、必要としている人に譲る等)

●Recycle(再生利用):資源に再生して再利用することです。
(資源回収に協力する、生ごみをたい肥にする、再生品を購入する等)

●Refuse(購入拒否):ごみになるものを回避することです。
(レジ袋や過剰包装を断る、ポケットティッシュやチラシなど不必要なものは受け取らない等)

 

■ESD

ESDは、「持続可能な開発のための教育」の通称です。地球の一人ひとりが世界の人々や、将来世代、また環境との関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革することが必要とされており、そのための教育のことをいいます。1968年に、ユネスコが環境と開発を調和させることをねらいとした国際会議を設立したのが始まり。活動について、先進国では、環境教育・人権教育・国際理解教育の推進。途上国では、貧困撲滅教育・エイズ教育・紛争防止教育の推進と、先進国と途上国ではESD活動分野の中心が多少異なります。そもそも持続可能な開発とは、環境と開発を、互いに反するものではなく、共存し得るものとしてとらえ、環境保全を考慮した節度ある開発が可能であり、重要であるという前提があります。この考えは、地球環境問題に関する世界的な取組に大きな影響を与える理念となりました。

 

■GHG

greenhouse gasの略で、温室効果ガスのことを指しています。GHGは大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらす気体の総称で、対流圏オゾン、二酸化炭素、メタンなどが該当します。近年、大気中の濃度を増しているものもあり、地球温暖化の主な原因とされています。
出典:wikipedia

 

■PM2.5

空気中に浮かんでいる小さな粒子のことをエアロゾルと呼びます。そのうち、粒径2.5μm(2.5mmの1000分の1)以下の粒子をPM2.5と呼び、その大きさから人間の肺の奥にまで到達しやすいとされています。ただ、PM2.5は最近急に発生したものでなく、太古の昔から一定量は地球上のどこの大気にも存在しています。また、自然起源のものと、人間の活動により発生するものがあり、自然起源のものについては原始時代から人類は呼吸してきたものです。
出典:日本エアロゾル学会